ちょうど昨夜は満月でした。
みなさん、体調はいかがでしたか?
オオカミのように血が騒ぐとか。
逆に、気分が上がらないとか。
お腹が張るとか。
頭痛がするとか。
ちょっと詩人になってしまうとか。
とってもキレイな満月。
つい、見上げてしまいますね。
このような月の満ち欠けは、ヒトの体や心にもいろんな影響を与えるって聞いたことありますか?
今回は、そんな『月』のお話です。
ただキレイなだけじゃない、月のパワー。
眠りとの関係を探っていきます。
Contents
満月の夜は眠りが浅くなる?
『月』と『からだ』の不思議

童話や昔話の中で、オオカミが登場するのは満月の夜が多いですよね。
これはもしかしたら、「満月の夜には、夜更かしをしていた人が多かった」ことをもとにして書かれたのかな?と思ってしまうほど、月の満ち欠けは眠りに影響があるようです。
じつは、満月の夜に眠りが浅くなることを研究した大学があるんです。
スイスのバーゼル大学です。
2013年の研究では、満月の前後は睡眠時間がいつもより少なくなったり、眠りが浅くなったりすることが証明されています。
研究でわかったことは、
満月が近づくと睡眠の質を決めるホルモン(メラトニン、セロトニン)の分泌量が変わってしまう
ということでした。
体内時計と月のサイクルの関係なのか?
それとも、満月の夜の明るさに関係があるのか?
まだまだ研究は続くようです。
睡眠の質を決めるホルモン(メラトニン・セロトニン)って何?と思ったら、こちらの記事も見てみてくださいね。

満月の夜の不思議を探ってみよう
スイスのバーゼル大学の研究のとおり、満月が近づくと睡眠の質を決めるホルモンが減ってくるとしたら・・・。
満月の夜にオオカミが暴れたり、月を見てセンチメンタルになったりする原因もわかるのではないでしょうか。
なぜなら!
睡眠の質を決めるホルモンの1つ『セロトニン』は、感情や心のバランスを保つために必要なホルモンでもあるんです。
セロトニンが不足すると情緒が不安定になることも。
セロトニンが減ってしまうと、感情のコントロールができにくくなってしまいます。
キレやすくなったり、急に大声を出したくなったり。
感情を振り切らないようにコントロールしてくれているのが『セロトニン』なんです。
セロトニンを増やすには食べ物で必要な栄養素をとる方法もありますが、『日光を浴びること』が一番おススメです。
とくに朝!
しっかりと朝陽を浴びて、体内時計を整えることでセロトニンが増えていきます。
あとは、適度な運動も大切。
日中のお散歩もおススメですよ。
眠れない夜はどうしたらいいの?

眠れない夜は、無理に眠ろうとしない
おススメは、これです!
「眠らなきゃ!」と思うと、脳が興奮してよけい目が覚めてきてしまいます。
なので、そんなときはどっしり構えて。
眠らない。
そのうち眠くなるのを待ちましょう。
どうしても眠りたい!そんな時はどうするの?
「眠くなるのを待つ」なんて、そんなノン気なこと言ってはいられない時もありますよね。
次の日は、絶対に遅刻できない!とか。
お仕事で研修や会議があって、絶対に眠くなってはいけない!とか。
無理にでも寝ておきたい時の秘策はこちら。
体を温めてみる
眠くなるときは、体の内側の体温(深部体温)が体の外側に向かって逃げています。
眠いなーと感じるときに、手や足がポカポカ温かくなってくるのがその証拠です。
ということは!
深部体温を下げてあげれば、眠れるということですね。
ただ、体温が落ち着いた状態から深部体温を下げるのはなかなか難しいんです。
そこで!
一度、体の芯から温めて、深部体温を無理やり上げてしまいます。
上がった深部体温は、30分くらいかけて徐々に体の外側へと下がっていきます。
人工的にですが、『深部体温を上げておいて、下げやすくする』。
じつはこれ、眠れないときに限らず、普段から質の良い眠りをとるために効果的な方法なんです。

体の芯を温める方法はこちらです。
①ぬるめのお風呂につかる
②温かい飲み物を飲む
①②どちらでも、気をつけなければいけないのは、体温を上げ過ぎないこと!
体温が上がり過ぎると、脳が興奮してしまい目が覚めてしまうことがあります。
それに、温めた体が冷めるのには早くても30分はかかります。
温めすぎてしまうと、冷めるのにも時間がかかってしまうので、温めすぎには注意です。
できれば、白湯とかノンカフェインのハーブティーとか。

眠れない時にやってしまいがちなこと
眠れない時についついやってしまいがちなこと。
それは、スマホやテレビを見る。
私もやってしまいますが・・・。
できれば、スマホやテレビはできれば見ないほうがいいんです。
時間があるなら動画が観たい!
眠りが浅くなって、朝スッキリ起きれないよ。
スマホやテレビからはブルーライトという太陽の光の成分が出ているので、脳を目覚めさせてしまいます。
でも、見ていると眠くはなりますよね。
私もよくやるんですが、見てるとそのまま寝てしまいます。
目が疲れてくるのと、音がなんとなく心地よくて眠ってしまいますが、じつはこの眠り方では浅い眠りになってしまうんです。
せっかく眠っても疲れが取れないので、次の日の昼間に眠くなってしまうという最悪のパターンになりがちです。
特におススメできないのが、暗い中でスマホを見ること。
目から光がばっちり入ってしまいます。
視力が下がりやすくもなるので、どうしても見るなら部屋を明るくしてからのほうがまだいいのかもしれませんね。
よかったら、こちらも読んでみてください。

まとめ

満月の夜は、ホルモンが減ることで眠りが浅くなる
月って神秘的ですよね。
キレイな満月。
私は大好きです。
月は、その引力で地球そのものや地球上の生物すべてに影響を与えています。
今回は眠りとの関係を少しご紹介しましたが、直接体調に影響がでてしまうこともあると思います。
セロトニンが減ってしまうせいで体調に影響することもあるので、まずは安定してぐっすり眠れるようにしてみませんか?
それには日ごろからしっかりとセロトニンをつくる習慣をつけることが大切。
朝起きたら朝陽を浴びる。
適度に運動する。
眠れないときは一度起きて体を温める。
スマホをみるのではなく、軽いストレッチなどで体をほぐすのも効果的ですよ。
ぐっすり眠って、体も心もリセットしましょう。
では、おやすみなさいzzz。